2025年9月9日(火)かながわ県民センター11階コミュニティカレッジ講義室2において「令和7年度ボランタリー活動支援施設CEOミーティング(主催:かながわ県民活動サポートセンター、協力:一般社団法人ソーシャルコーディネートかながわ)を実施し、約30名(運営関係者除く)の参加がありました。
本研修は、県内ボランタリー活動支援施設のセンター長・副センター長、自治体担当課の職員を対象として、地域の課題解決や持続的で魅力あるまちづくりに向け、地域の多様な主体による協力関係を構築するために、市民活動支援センターに期待される役割や求められる支援力について理解を深めることを目的に実施しました。
NPO法人協力アカデミーの松原氏を講師に招き、同氏の著書「協力のテクノロジー 関係者の相利をはかるマネジメント」にある新しいNPOマネジメント技法である「協力のテクノロジー」に基づいた関係者マネジメントに必要な協力スキルについてご講義いただきました。松原氏は各時期において「NPO1.0(ボランティアマネジメント)」、「NPO2.0(組織マネジメント中)」、「NPO3.0(関係者マネジメント中心)」とカテゴライズした上で中間支援組織の支援対象が変化しており、多主体連携の必要性を説きました。
グループワークでは、人々の協力関係を作っていくためのフレームワークとして「相利評価表」を活用することで、異なる主体において目的等を掲げ、「利」を獲得することで連携が進むことを肌で感じることができるワークショップとなりました。
アンケートでは「『中間支援組織が既存のサービスに固執して時代遅れにならないように』という言葉が印象に残りました。」、「相利評価表を活用したグループワークが楽しく面白かったです。色々な発見もあり今後に活用していきたいです。」と、今後の支援の参考になる研修となりました。