2025年9月25日(木)横浜市役所1F市民協働推進センタースペースA・Bにおいて「市民活動・生涯学習支援担当職員研修(第2回)を実施しました。※1回目の様子はこちら
本研修は、横浜市各区の市民活動や生涯学習支援等に携わるスタッフに対する全3回の研修の2回目として「支援センターに必要なコミュニケーション『相談業務について』」と題し、当法人理事、藤井京子より講義を行いました。
今回は支援センターの基礎的機能である相談対応のスキル獲得をテーマにしており、当法人が受託運営している「ボランタリー活動相談窓口(かながわ県民活動サポートセンター)」での相談対応事例を踏まえて説明しました。
まず「問い合わせ・質問・相談」のそれぞれの違いを解説しました。答えがある「問い合わせ・質問」に対し、「相談」は相談者自らが答えを導き出すための情報提供や助言をすることが大事であることや、相談に対する姿勢や相談記録の作成方法や職場内での共有方法のノウハウを説明しました。最後に講師から「相談は答えを出すだけではなく、相談者本人の思いを整理し後押しすることが大事」というメッセージを参加者にお伝えしました。
後半はグループに分かれ「ロールプレイ、事例検討ワーク」を行いました。ロールプレイでは「相談者」と「相談員」に分かれて、用意された設定に合わせて2パターン行いました。続くグループ討議では検討事例を用意し、3つの設問(相談者に聞いてみたいこと、提供できる情報や支援、対応の姿勢や工夫)をグループ内のメンバー全員で共有しました。
アンケートでは「色々な角度から話を聞く事、思い込みで話を聞かない事など勉強になりました」、「1人で受けるのではなくチームで相談を受けているということを改めて気づかされました。」等の感想があり、今後の相談対応につなげていただける研修になりました。